『智代感想。』…やっとまともなクラナド感想。

智代感想です。やっと・・・
無駄に1週間引っ張りましたが気にしないでくれるとありがたいです…



まぁ、何はともあれ本題です。


正直、僕はCLANNAD単体の智代では泣くことができませんでした。
なぜかというと、『あんなの二人のわがままで勝手に勘違いして、すれ違って、諦めて…』と、中身のない自分勝手なストーリーだと考えていたからです。

ある意味では現実的によく起こりそうなラブストーリーではあったのですが、僕らがKeyに求めているものはそんなチャチな感動ではないだろう…
…という感じで僕のCLANNAD智代への評価はあまり良くない…むしろ悪かったぐらいでした。


…が、それが見事に覆されました。
白状します。僕はこのストーリーについて何一つ理解していませんでした…
ですが、このゲームで僕は気が付くことになります。


…『智代アフター』…


これは、はっきり言って鬱ゲーです。
ですが、ハッピーエンドの縛りがないからこそ麻枝さんのこめた思いがストレートに伝わってくるのです。
…それはズバリ『強さ』。



…『強さ』……
知ってのとおり、麻枝さんの曲にも頻繁に登場している「キーワード」ともいえる言葉です。
…もっと言うなら、『強さ』は麻枝さん自身のテーマでもあるのかもしれません。すべての鍵作品に共通して、主人公やヒロインの成長、つまり『強さ』を手に入れる、という描写があらわれています。(特にリトバスなんかではそれが顕著ですね。)
そんな中でも『真の強さ』、ということについて描かれているストーリーがCLANNADの智代シナリオであり、智代アフターである、と思います。


ここに登場する人物、…智代、朋也、鷹文、春原……全員がそれぞれの思い描く『強さ』を持っている。
…もしかすると、それは間違った強さなのかもしれない。実はそれは『弱さ』なのかもしれない。
…それでも、彼らはただただ真っ直ぐで、純粋で、そして絶対に曲がらない信念を持っている。


…それこそが『真の強さ』というモノなのではないでしょうか?



どうにもできないことがあったとしても、最後まで強くあろうとすること。
それこそが本当の『強さ』なのです。







……なんだか『強さ』ばかり連呼して意味がわからない文章になってしまいましたが、言いたかったことは


『なんだかんだ言っても麻枝氏のシナリオはやっぱりスバラシイ。』


ということです。


…とりあえず智アフとクラナドのコンボは最強。